事例4 離婚の際の財産評価

◆依頼目的◆

資産評価(建物評価)

◆問題点◆

離婚の際の財産譲渡において、建物の評価が必要となった例

◆鑑定評価における解決◆

暴力による離婚にて、ご依頼人様が相手方への慰謝料、財産分与として建物を受け取る予定として、地上建物の評価を依頼。暴力により家屋の壁などに数か所の損傷があったため、それらを考慮しない状態における建物価格を評価した。建物損傷についてはその責任が相手方にあるため、損傷部分を考慮するとご依頼人にとって不利益となる(現状評価だと、建物価値から損傷分を減額することとなるため、慰謝料としての建物価格が安くなる)ことで、依頼条件に応じた適正な建物価格を評価した。

◆コメント◆

建物についての評価でしたが、本来建物は、敷地と一体化している状態を前提として、その全体の鑑定評価額の内訳として建物について部分鑑定評価を行うものです。本件は依頼目的により、建物のみを慰謝料等として請求するため、建物のみ部分評価したものです。

離婚や相続では対象財産について利害関係が対立することとなるため、特に第三者の観点から評価する不動産鑑定士による鑑定評価が必要になるケースが多いと思われます。

事例3 法人が所有する代表者の自宅

◆依頼目的◆

資産評価

◆問題点◆

法人が個人(当該代表者)への資産譲渡を検討しており、市場価値により売買することの裏付資料として鑑定評価をとることになった例

◆鑑定評価における解決◆

画地が道路面に対して著しく高く間口が狭いため、画地条件にやや問題があった法人・個人間の価格調整に難航を極めたが、
その減価を適正に反映させた正常価格(市場性を有する不動産について、合理的な市場で形成されるであろう 市場価値を表示する適正な価格)を示した鑑定評価額により両者は合意、無事資産の移し変えを終えた。

◆コメント◆

個別性の強い不動産ほど簿価と時価の乖離も著しく、適正な価値を把握する事により会社の財務、 そして経営者の財産管理の改善に役立ちます。時価会計・減損会計が必要とされるこの機会ですので、 まとめて鑑定評価を取ることをおすすめします。

事例2 地方にて営業中のテーマパーク

◆依頼目的◆

金融機関による担保見直し

◆問題点◆

地方ということで、テーマパークの担保価値の把握は極めて難しい

◆鑑定評価における解決◆

地方圏における不動産市場を分析・検討し、 テーマパークの用途転換をも考慮した価格を査定結果、
従来の担保価値を上回る評価額が査定され、融資が実行された。

◆コメント◆

地方でなおかつ複雑な案件ほど適正な価格の把握は難しく、専門家である不動産鑑定士の鑑定評価が必要性となります。
当事務所は、全国どこへでも出張可能、遠地の複雑な案件についても早期に評価いたします。

事例1 商業地域の自社ビル兼貸ビル

◆依頼目的◆

金融機関による担保評価

◆問題点◆

関連会社等がテナントに多く入るビルであり、担保としての適正が問われた

◆鑑定評価における解決

市場の適正な賃料を分析・把握 貸しビルとしての価値を収益分析することにより、担保価値を見直した

◆コメント◆

お客様が認識している価値と大きく乖離した評価額を、鑑定評価により求められる事があります。
当事務所は「貸しビル等の収益物件」や「賃料の評価」にも精通しております。
当事務所による鑑定評価にて担保価値を見直す事を お勧めします。